「こんな補助金があります。活用してみませんか?」
そんな情報をきっかけに、
「自社でも使えるなら、何かやってみようか」
と考えることもあるでしょう。

もちろん、補助金が新しい取組を考えるきっかけになること自体は悪いことではありません。
ただ、少し順序を変えてみませんか。

補助金があるから事業を考えるのではなく、まず事業を考え、その実現手段として補助金を活用する。
これが、私たちが大切にしたい考え方です。

「補助金起点」から「事業起点」へ

例えば、設備投資に使える補助金があったとします。
すぐに「何を導入しようか」と考えるのではなく、

「会社として何を実現したいのか」
から考えてみます。

人手不足に対応したい。
生産性を高めたい。
新しい仕事を受注したい。
品質を向上させたい。

こうした経営上の課題や目標があって、そのために必要な設備、人材、ITなどを考える。そして資金調達の選択肢の一つとして補助金を検討する。
つまり、
経営課題・目標
→ 事業・取組
→ 必要な投資
→ 資金調達
→ 補助金

という順序です。

事業計画は「補助金のため」だけではありません

補助金というと、
「申請には事業計画書が必要。面倒だな」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、事業計画を考えるということは、
「自社の強みは何か」
「お客様から何を評価されているのか」
「今、何に困っているのか」
「3年後、5年後にどうなっていたいのか」
「そのために何が必要なのか」
を整理することでもあります。

これは補助金申請のためだけの作業ではなく、会社のこれからを考える「経営」そのものではないでしょうか。

事業計画を定期的に見直してみませんか

むしろ、補助金の公募が始まってから事業計画を作るのではなく、普段から事業計画を持ち、定期的に見直しておくことが大切だと考えています。

市場やお客様は変わります。人材、設備、競合など会社を取り巻く環境も変わります。
定期的に計画を見直していれば、
「今、何を優先すべきか」
も見えてきます。

そこへ自社の計画に合った補助金が出てきたら、
「計画していたこの事業に、この補助金が使えそうだ」
と考える。

そうすれば、補助金をきっかけに第一優先順位ではない設備投資を選択することも避けやすくなります。
補助金に事業を合わせるのではなく、事業に補助金を合わせる。
この順序が大切です。

まず、事業を一緒に考えませんか

補助金には申請期限があります。
公募が始まってから慌てて事業を考えるより、普段から、
何に困っているのか。
自社の強みは何なのか。
これから何をしたいのか。

を整理しておく。

一見、遠回りに見えますが、その方が補助金を有効に活用する近道になるかもしれません。
急がば回れ。

溝上卓也行政書士事務所では、補助金の申請手続だけではなく、「これから、どんな事業をしていきたいのか」を一緒に考えるところから始めたいと思っています。